2022年3月20日日曜日

手書き

 これほど短期間で投稿をするのはおそらく初めてのことです。

 何故かと云えば、いろいろやるべきことをこなしまして今日は時間を持て余しているからに他なりません。そこで何を書こうかと思案しましたところ、「手書き」について留めておこうと思った次第です。


 少し前までは仕事のことなどを書き留める時ははほとんどMicrosoftさま謹製のOneNoteなどを使っておりましたが、業務上「サイン」が必要になる場面というのがいまだにありまして、字が下手だなと思ったり、手紙を書くのに字が書けない(特に漢字)ことが増えてきました。こんなことがしばらく続いた結果、ある日定期巡回中(百貨店等をブラブラすることの呼称)大変ステキな筆記具を発見するに至りました。


Montblancさま謹製、その名もMontblanc Mです。Montblancさまにおいては少し風変わりなデザインに惹かれ、約2年前に購入に至ったと記憶しております。デザインされた方はAppleの製品にも関わられたMarc Newsonさまです。このデザインと「ローラーボール」という水性のボールペンのようなもの(この辺りは詳しくありませんです)の書き味により、今では手離せない筆記具となっております。少し下心もありますが、クライアントさまの前でこの筆記具を使いますと少し話が弾みますこと請け合いです。

この筆記具を購入する際に、まぁ当然試し書きをするわけですが、筆者の仕事柄図形を描くことが多いことから、おそらく字を一文字も書かず図形を描いたので、Montblancの店員さまが大層不思議そうな顔をされておりました。お陰でリフィルを求めに行きますと「あぁ、あの時の…」という状態になっており、色だけ申し上げればリフィルを出していただけるという状態になっており、、、少し嬉しいです。


 ここまでは「M」を購入・使用場面などのお話をさせていただきましたが、珍しく本日は少々長文となります。
もう一つ古い筆記具のお話を続けさせていただきます。


 Montblancさま謹製の筆記具は実は上記のものが初めてではございません。話の順番が難しいのですが、筆者が高校生の頃、父が海外出張でドイツに行くので「何か欲しいものを買ってきてやる」との言を受け、「万年筆」を頼みました。当時筆者は筆記具に特段の拘りはなく、漫然と「万年筆」というものに憧れのようなものを持っていたと思い起こされます。当時好んで読んでいた作家の直筆原稿などを目にして、「万年筆って使ってみたい」程度のものです…。そして父はドイツを起源とするこのMontblancさまの万年筆を土産としてくれました。
手に入れてからしばらくは何を書くにもこの万年筆を使っていましたが、大学以降はほとんど使うこともなく、化粧箱に入ったまま死蔵しておりました。筆者が独立した生計を建て、引っ越し支度をする度に、この化粧箱が現れるのですが「もう使えなくなっているだろう」と勝手な言い訳をしつつも、何故か廃棄だけは免れておりました。
上記の「M」を購入した際に、店員さまに「古い使っていない万年筆があるのですが…」と申し上げますと、「メンテナンスすればまた使えますので、是非お持ちください」というお言葉をいただきました。
 実を申し上げますと、昨年父が他界し、しばらくの間かなりバタバタとしておりました。先日ふと「親父に買ってもらった万年筆があったなぁ」「治せるかなぁ」と思い立ち、「M」のリフィルを購入するついでに件の万年筆を持っていきますと、店員さまから「必ず治ります。創業期からの最もオーソドックスなモデルですから、必ず治ります」とのお言葉いただき、修理をお願いいたしました。数週間後の昨日、手元に戻りました。


 久しぶりの万年筆、とても書き味が柔らかく手に馴染みます。


2022年3月16日水曜日

久しぶりのいろいろ

 とにかく久しぶりの書き込みとなります。

 もうこれはブログと呼べるようなモノではなく、引き出しの奥から出てきた何について書いたか覚えていないような付箋のようなものかもしれません。兎にも角にも前回記載の時期から忙殺されており(転職した勤め人ですから!)、ギターも写真も何にも手付かずになっており、従いましてこのような酷い状態になった次第です。


まずはギター関連。
前回記載いたしましたJ.S.BachのGigueは何とか弾き終わりました。
ところがです。というか以前からあんまり具合が良くなかった11弦ギターを修理に出しました。いわゆる塗装がアレでして、ネックがベトベトするというよくあることらしいのですが、入院しております。
6弦の方は弾いていない割にはしっかり音がでます。ただ筆者(奏者)のウデがあまりにもアレになっており、それはそれは酷いモノです。
11弦が退院したら下記のような曲を11弦用に書き換えて、弾く決意を固めかけております。


次は写真関連。
実はかなりの機材を処分しスリムにしました。中判デジタルなどという奇っ怪なものも所持していたのですが、9割はサヨナラしました。ただここで引き下がらないのが性。ミラーレス一眼なる新たな(古い)領域に脚を踏み入れた結果、ボディとレンズ4本、マウントアダプタなるものを揃える始末で我ながら困ったものであります。結果として新調したボディにはマウントアダプタを介して中判用レンズを2本装着可能とし、計6本のZeissレンズがマウントできるのですが、撮影時この貧弱な肉体で如何にして運搬するのかどなたかご教示くださいませ。
それでも防湿庫が3台から1.5台(実際は2台です)となったことにおいては自分を褒めてあげたいと思うこの頃です。

上記は以前買ったコンパクトデジカメによるものです。

続いてPC周りなどを。
5年ほど使っていたMacBook Proがどうにもこうにも云うことを聞いてくれず、やむなく…やむなく…本当にやむなくM1 ProのMacBook Proに買い換えました。なぜM1 Proにしたのか?M1のMacBook ProでもAirでも良かったのではないか?
これは理由は大層明確で、ディスプレイを2台外付けしているためでございます。何で?それは在宅勤務が増えたからであります。勤め先のオフィスではノートPCにモニタを2台接続している変態ですので、同様の設備が自宅に必要となり(ん?)、結果として大変痛い出費ではございますが、本当にやむなくM1 ProのMacBook Proにせざるを得なかったというのが事の顛末でございます。さらにはErgotron社さま謹製モニターアームに加えAnker社さま謹製ビデオ会議用カメラまで揃え、勤め先のオフィスよりも充実した設備となり、写真の編集も大層やりやすくなるという副次効果が…もうこの辺でやめておきます。


最後に音楽関連。
CDを300枚ほど処分しました。残り枚数は申し上げられません。すべてNASに保存しDLNAで家中のあちこちで聴くという体制を構築いたしました。また、ついにApple Musicに手を出してしまい(なぜかディスプレイの下にHomePod miniが…)、今後はCDは買わず、ハイレゾ音源等をデータで調達する所存であります。もちろんApple Musicとハイレゾ音源は異なりますが、受け入れる度量が筆者にもついたと云う事であります。自分を褒めてあげたい…



それでは本日はこの辺で失礼いたします。



2020年10月22日木曜日

次の曲 2020.10.22

 「終わりの始まりが続いている件」で申し上げましたとおり、ここまで続けてきた曲をできるだけ弾けるようにキープしつつ、新たな曲を始めることといたしました。

「次の曲」は、また懲りずにJ.S.Bach BWV1007 Gigueです。

この曲はバッハのチェロ組曲第一番に含まれるもの(多分。間違っていたらご指摘ください)ですが、チェロの楽譜をギターに編曲したものがあり、これをさらに11弦で弾くというバッハからしたら

「何しとんねん💢」

とお叱りを受けそうです。

しかし、筆者が「神」と崇めるセルシェル様も11弦で演奏されたCDを発売されておりますので、これを参考に「弾いてみましょ」と軽い気持ちで始めました。

まずは楽譜の作成です。手元にあった楽譜は大層音符が小さく、筆者の劣化した眼力では見ることができず、ハ○キルーペをかけながら、Muse Score 3というソフトウェアで音を確認しながらインプットっ!、適当にフィンガリングっ!、時代錯誤と思いながらもプリントアウトっ!

無事、弾き始めました。

リュート組曲などとは異なり、比較的音数が少なく譜読みはすぐに完了。運指もまぁまぁ。2020.10.13に楽譜をプリントアウトしてから、本日2020.10.22でほぼつながる状態までがんばりました。



これがMuse Score 3で書いた楽譜の一部ですが、スラーやトリルなどのアーティキュレーションは楽譜通りには弾いていません。運指も同様です(何のためのフィンガリングだ…?)。

本来であれば、組曲の一番最後の曲から手をつけるなどというのは罰当たりもいいところですが、勤め人ゆえお赦しいただければ幸甚です。


今までの書きっぷりとは異なり、かなり違和感が出て参りましたが、文筆家ではありませんゆえお赦しいただければ幸甚です。


2020年9月26日土曜日

「終わりの始まり」が継続している件

 大変長い時間が空いてしまいました。

なんと1年と半年以上空いていました。

この間、筆者が何をしていたのかを申し上げますと、本業の(副業は持ち合わせておりません)
仕事です。大変忙しゅうございました。
結果として過労で倒れ、10日ほど床に臥しておりました。勤め先に退職届を出そうとしましたところ、
「居なくなると頭数が足りなくなるので休んでいていいから辞めないで💙」
と諭され、体力回復のためゴロゴロして居る日々を過ごすという勤め人としては夢のような状況下にあります(とある国家資格保持者がゼロになるというのは企業としてマズい)。

そもそも決してエネルギッシュに働くはずもない筆者が過労で…というのはあり得ない事で、何かしら下心が存在したはずです。これを告白しますと親子ほど歳の離れた二人の同僚の行末の為です。
善人ぶっておりますが、繰り返します。下心が存在したはずです。これを告白しますと一人は将来有望な男性技術者、もう一人はこれまた将来有望、大層美形で大学院の後輩の女性技術者、この二人が働き易い環境を整えるべく、柄にもなく奮闘致しました(美形の後輩には特に気を配っていたのは言うまでもありません)。
結果、過労で倒れ、却って二人の業務量を増やすという顛末でございます。

さて、近況報告はここまでにしまして本題に。

ギターの件です。「再びの続き」でご紹介した楽器です。


11弦ギター、驚いたことに「継続」しております。もちろん相変わらずただ音がしているだけですが、ダウランドのパヴァーヌ、BWV997 Prelude, Gigue-Double, BWV998 Preludeとなんだかんだと弾いております。当然、弾けるようになった先から忘れていくというTenet状態ですが「終わりの始まり」は未だ訪れてはおりません。途中軽めの曲にも手を出したりしながら…現在次の曲の選定中…ここが最も重要な分岐点です。誤ればまた「終わりの始まり」が来訪する確率が高くなります。

何に手を出しましょうか?
下心はほどほどに。


2019年1月4日金曜日

新しいギター

またまた随分と日が空いてしまいました。

さて、突然ではございますが、楽器を購入しました(正確に申し上げますと、購入します)。
エレキギターです。

今まであまり興味が無かった(弾こうと思わなかった)のですが、楽器屋さんで
筆者を呼ぶ声が聞こえた(幻聴です)ので、思い切って購入に踏み切りました。

何を弾くのだ…というのが筆者の中では最大の関心事になるわけですが、
ズバリ、「な〜んにも決まってません」です。
弾きたい楽曲はたくさんありますが、まぁ弾きたい楽曲というのは高度な技術が必要な
アーティストのものばかりで、エレキギター🔰にはムリ無理。
毎度のことながら弾けもしないモノに無謀な挑戦をして、結局弾けずお蔵入りになるのは
確実視されてはおりますが、もう老い先も短く、触れられるモノには触れておきましょう的な
言い訳の壁を構築し(つまり購入に対するいつものルーティーン)、無事完工と相成ったわけで
あります。

以下にこの大工事のプロセスを。

エレキギターに触れたのは昨日の16:00過ぎ(今までほとんど触ったこともございません)。
とある大手楽器店の中を徘徊している最中に造形的に大変カッコいい楽器が鎮座。
お店の紹介によると
 「攻撃的なシェイプ❤️」
イチコロです。
Ibanez(アイバニーズと発音するそうです…読み方も知らない)の色は(艶消し)ブラックで
「ステルス仕様(⤵︎)」です。
筆者からすると娘のようなお年頃の店員さんにお願いして、弾くこと90分(ナゲぇーよ)、
気分は昂まり、ほぼ気持ちは固まっていたものの、一度冷静になるため帰宅。
(毎度のことながらこのルーティーンを経ても事の成り行きが変わったことはございません)

着衣換装、食事、入浴、すぐさま検討に入ります。
他の楽器との比較…ぃゃ…レスポール?テレキャス??ん???
そう、まずエレキギターの知識が皆無であることが判明。
(実は上述の店員さんに教えを請うたのですが早く弾きたくてちゃんと頭に入っていない。ゴメン)
でも、店員さんの
「形から入るのもアリですっ」
というアドバイスだけはちゃんと覚えていたので比較は省略。
次はIbanezの中でのモデル比較…高い
というわけで、購入モデルは店頭で触らせてもらったモノに決定。

かくして、いつものルーティーンを経て本日取り置きを正式にお願いした次第です。

ところで、エレキギターと対になるのがギターアンプです。
ギターアンプに至ってはこの世に生を受けて(⤵︎)このかた、調べたこともなければ、
触ったこともありません
(正確にいうと店頭で試奏させてもらった時、ボリュームツマミに触りました)
これも店員さんにお願いして購入すればよいのですが、持ち帰るのがしんどそうなので、
通販利用(宅配便さん、よろしくお願いいたします)と重大な決意をし、今度は真剣に検討開始。
まず「機器容量は適切に」は仕事と同じ。緻密な計算に基づき(⤵︎)最適容量を10Wに決定。
増幅は真空管?、デジタルアンプ??ん???
いや、オーディオと似ている…ならば
どうせ自身には判別できないからデジタル(あぁデジタルデヴァイド…)
製造元はどこにすべきか…広大なネットの海に一筋の星の光が…約7分間の精緻な検討により、
Blackstar(ちょーカッコいい) ID:Core V2 に決定。即注文。明日到着予定。

あと必要な小物類は店員さんに見繕ってもらいます。
弾けたかどうかは多分書きません。
書くとしたら5年後くらいでしょうか。

筆者の熱が醒めてから。


2018年10月12日金曜日

入院生活を経て

突然ですが、少し前に入院しました。
腸の異常です。腸壁に少し穴が空いていたそうです(他人事)。
入院期間は短いものでしたが、飲まず食わず、点滴のみの治療法でした。

何より驚いたのが、退院してから気づいたのですが歩行が困難になっていました。
別に膝が痛いとかではなく、歩いていて「現実感が乏しい」状態です。
人混みを歩こうとすると反射神経が極端に落ちており、怖くて歩けないのです。

結局、ウォーキングなどを4日間続けて、ようやく普通に歩けるようになりました。
しかし、筋力が想像以上に低下しており、長距離&階段がまったく…

それでも他の筆者が喜ぶことをしている間に、ほぼ全開となりました。
(めでたしめでたし)

しかし、しつこいですが極端に抵抗力が落ちており、すぐに風邪をこじらせ
仕事場にたどり着くのが精一杯で…というような状況が続いております。

楽しいことを書きます。
カメラを新調しました。
「輪っか」も加えて楽しい写真生活が始まりましたが、仕事が忙しくて
撮りに行く時間が取れません(風邪も引いていますし)。

ニヤニヤしながら眺めるだけのここ数日です。

2018年6月10日日曜日

状況報告

投稿の間隔がここまで空くと、継続しているとはとても申し上げられず、
改めて新規の日記を立ち上げると言ったほうが正確かもしれません。

さて、何を書こうと思い立ったのか定かではない状態から書き始めます。
つまり時間が出来たのです。

大きく分けて3つ。
1. ギターのこと
2. 写真のこと
3. 日常生活のこと

まずギターについては、もう3年くらい1曲をひたすら弾いています。
以前書き留めましたが、Bachのシャコンヌです。
弾き始めてから筆者としては比較的早期に全体が繋がるようになったものの
そこからおそらく1年半が経過していると思われます。
最初から分かっていたことですが、筆者の技量では弾きこなせる曲ではなく、
無謀な挑戦であったことはご承知の通りですが、弾いていて飽きない、
正確に申し上げれば弾くたびに改良が必要となるので、いつまで経っても
弾き終わらないのです。
並行して11弦の方も触っており、勤め人の作り出せる時間の限界を感じて
おります(またしても勤め人の言い訳の最終兵器です)。
さらに「水とワイン」という曲を弾いてみたくなり、これにも手を出す始末で
収拾がつかなくなってきました。

ただ、筆者の気分転換には多大なる貢献をしている「作業」なので、
これからものんびり続けていきます。
あんまりのんびりともしていられないと思いますが…

(以前書いたものを読み返していないので、相当な表記の揺れを感じます)


写真はほぼ撮っていません。何故か?
体力が無い(身体のあちこちが痛いので重いものが持てない)ので、
写真機を持ち歩かないのが主たる要因です。
でも、お気に入りの場所に行って気分転換をしている時などは
写真機を持ってこなかったことを悔やむわけですが、その場を立ち去る際には
持ってこなくてよかったなぞとつぶやいているので、写真を撮れないのです。
それでも偶に撮るとやはり楽しいですね。
もちろん駄作の数々を残すわけですが…


日常生活では勤め人である上に、オフィスからあまり出なくなってしまったことが
良からぬ状況をひき起こし始めているのは自覚できています。
ただ、現状の分析がまったくできていないので、しばし休息が必要なのかとも
思います。
明らかに申し上げられることは、「エネルギ不足」です。


少し頭を整理します。