最近、気になっていることを書き留めておきます。
というのが「Weblog」ですね…
仕事をしているとき、TVを見ているとき、非常に気になるのが自らの意見を
表明する際に「あいまいさ」を残すことが多くなってきていませんか?
あとで困らないように「どうとでも解釈可能な」言い回し…
「直ちに影響はない」とか…
筆者はかなりストレートにものを言ってしまう所謂「子供っぽさ」が危うい
とよく言われますが、これはとても大事なことであると思っております。
エンジニアとして当時の判断が間違えていれば、これは間違えましたと
言わなければならないのですが、「これは当時誰それさん(偉い人)が
やったヤツだから…」と言いながら何とか「丸く収める」というレポートを
作ろうとして、つまらない数字を並べ立てて結局うやむやにしているのを
よく見かけます。
先日、あるシステムがどうもうまく行っていないらしいから、どうすれば
うまく行くのか考えろという宿題をもらったので、図面を引きずり出して
眺めていますと、30分で原因がわかりました。システム構成がおかしい
ことが原因でした。しかも容量が大きすぎて使い切れないシステムでした。
ある程度の裏付けを持ってレポートを作って報告しますと、全員無言の時間
がしばしあり、
「そういうことを求めているんじゃなくて、どうすれば経済的に動かせるのか
考えろと言ったんだ」
「使い切れない容量なんですから、どうしたって動かせませんよ。3台のうち
1台を動かすしかありませんよ」
「それを3台動かすように考えるのがお前らの仕事だ」
「100しかいらないところに300のものを設置して経済的に動かせなんて無理ですよ。
もともとあなたが仰るように動かす設計になっていませんし、これ以上検討したって
無理なものは無理です。時間の無駄です(あ、言っちゃった)」
「他物件のシステム構成も横並びにして、比較してみろ」
「横並びで比較する必要はありません。このシステム構成は間違えています(あ、
言っちゃった)。1台運転で運用してください」
「それじゃ残りの2台、どうするんだ。もったいないじゃないか」
「残りの2台は予備としてください」
「金がかかるだろう」
「最初に3台入れた方がお金がかかったでしょう。それなら廃止としてください」
「とにかく横並びで比較しろ」
「なぜ横並びにする必要があるのですか?」
「他もそうなってれば仕方がないってことに収められるだろう」
「いや、仕方がないっていう結論を出すためにこれやってるんですか?」
こんなことを延々と繰り返しているのです。きっと今年度も結論は出ません(笑)
結局の所、これは最初のシステム構成を誤った(実は分かっててやっていたことも
あとで判明することに)のが原因ですから、これにOKを出した方が「間違えました」
と言えば終わりなんです。誰でも間違えますから。ただプライドが許さないのか、
ご本人からは「間違えた」という言葉はありませんし、取り巻き達は肝心なところは
触れませんからね。
いや、やっぱり筆者が「子供っぽい」のでしょうね(笑)